翻訳者になるには?専門分野をどうするか② 〜悩みの理由、これって私だけですか?編〜

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ひっきーです(´∀`)

前回、翻訳会社から翻訳の仕事をもらうためには「専門分野」が必要ということについて書きました。

今回は、その上で、なぜ私は半年以上経った今も決められずにいるのか、考察してみたいと思います。

考察してる場合か?

ざっと理由を挙げるとこんな感じです。

  • 職歴が活かせない
  • 文系だから
  • 語学より好きになれるものがない
  • 選びたい分野に仕事があるのか不安
  • 独学で身につけたい

まぁ、詳しくみていきましょう。

1つめ。
職歴が活かせない

たとえば、元システムエンジニアが翻訳をしようと思えば、すでに「IT」分野の知識を持っているので、そのまま専門分野にすることができます。

手に職系以外でも、自動車会社とかメーカーでの勤務経験など、特定の工業や技術分野のバックグラウンドも有利です。

ところが、私が携わってきたのは、語学、社会学、観光・サービス、美容・健康、スピリチュアルなど文系分野ばかり。

「観光」なら翻訳の仕事はあるとは思うのですが、国内では「英→日」は少ないか、そもそも新人には仕事がまわってきにくそうだな、と予想しています。

美容・健康分野は専門分野としてはあまり聞かないので、件数的に少ないか、もしくは翻訳が必要な文書となると、医療や技術分野にまとめられるのかな、と。

つまり、直接活かせそうな職歴がないので、何を選ぶにしてもゼロからのスタートを覚悟しなければなりません。

2つめ。
文系だから

1つめとカブるところはありますが、これについては、まず具体的にどんな分野があるのか押さえておきましょう。

実務翻訳(産業翻訳ともいわれます)の専門分野としてよくいわれるのはこんな感じ。

  • IT・マーケティング
  • 工業・技術
  • 医療(メディカル)
  • 金融・経済
  • 法務・契約書(リーガル)
  • 特許・知的財産
  • ビジネス
  • 一般(専門分野ではないですが、実務翻訳の分野で取り扱われているので入れておきます)
    (「ビジネス」と「一般」は、専門分野の色は薄いので、他の、いわゆる「専門分野」と兼ねている方が多い印象です。おそらく単価もそれなり。)

ほら、ほとんど理系っぽくないですか?笑

テクノロジー系はほとんど知らないし、ましてや医療や法律関係は全く別世界って感じです。

かれこれ高校時代から遠ざけてきた「理系の壁」を越える覚悟が必要です。

3つめ。
語学より好きになれるものがない

そもそも、なぜ翻訳家になりたいと思ったかといえば、

「英語が好きだから」

もう、やっぱりこれです。

「英語」が好きだから、大学では英語科を選んだし、卒業後もワーホリでオーストラリアに行き、帰国後は京都で外国人観光客相手に接客業に従事しました。

英語ならたくさん勉強してきたし、翻訳の勉強も楽しいのでエネルギーがどんどん湧いて頑張れます。

だから英語以外で、「もうひとつ好きになれるもの」というのが、正直すごく難しいのです。

ちょっと勉強すれば習得できるってもんでもないからこそ、好きになれるか分からないものは、どうも選びきれないのです。

どんどんいきますよ〜。

次、4つめ。
選びたい分野に仕事があるのか不安

翻訳業界全体で、どの分野にどれくらいの仕事(ニーズ)があるのか?
まず大ざっぱに把握するなら、以下のような方法が有効だと思います。

①翻訳会社のHPを見る
HPには、その会社が取り扱っている分野や文書の形態が載っているので、各分野でどういった文書に需要があるのか、具体的にイメージできます。

とはいえ、鵜呑みにしていいわけではありません。これは翻訳を「依頼する側」のお客様に向けられた内容だからです。

依頼を獲得するために、たくさん例を挙げてPRをしているはずですので、HPに書いてあるからといって、実際に依頼がきているとは限りません。

でも上記を念頭に広い目で見れれば、分野選びに迷っている私のような人にとってはとても有益な情報になります。

②求人情報から感じる
翻訳者募集の求人から、今業界で求められている分野の傾向を知ることができます。

私はアメリアに登録しているので、まずはアメリアで検索してみています。未経験OK求人だけを絞り込み検索できるので、新人が参入しやすそうな分野の傾向を知るのに役立っています。

③その他
・「通訳翻訳ジャーナル」を読む
・翻訳スクールのオンラインセミナーに参加する
 (無料のセミナーに一度参加しましたが、業界の動向や分野、仕事の流れについて教えてもらえたので良かったです。半分はスクールの宣伝でしたが)

頑張って勉強した後に、その分野はあまり仕事がないなんてことは避けたいです…。

メインどころを選べばいいのかもしれませんが、もっと興味のあるマニアックなところを攻めたい!とか思ってしまうとここでまた、悩んでしまうのです笑

最後、5つめ。
独学で身につけたい

私の翻訳の先生いわく、専門分野は「独学で身につけられる」そうです。

ならば、私は独学で身につけたい。

そうとなれば、現状特別な知識がない分、基礎からの勉強になりますが、ここで先ほどの選択肢からいくつか消えることになります。

  • 医療(メディカル)
  • 金融・経済
  • 法務・契約書(リーガル)
  • 特許・知的財産

上記は、自力でできる気が全くしない(=興味がない)ので、避けておきたいと思います。

とすると、残ったのは、次の2つだけ。

  • IT・マーケティング
  • 工業・技術

工業・技術分野といっても広すぎるのでもう少し絞っておきたいところですが「環境・エネルギー」分野は興味があるのでいいかなと思ったりします。

なんやかんやで、ここまで絞り込むことができました。

いやいや・・・そう簡単にいかないのです。まだまだ悩みます笑

「たしかに興味はある」、ただ「好きか」と問われると、「ずっと勉強を続けていくことができるか」と問われると、自信がありません。

う〜ん。皆さんいったいどれくらいの温度感で専門分野を選んでいるのか、教えてほしいものです。。

もし、同じ悩みを抱えている/抱えていたことがある方々が読んでいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください(下のアイコンから、Twitterをリンクしています)。

今回は私が全然「専門分野を決めきれない理由(言い訳)」について考察してみました。

言い訳しただけ…?

次回は、結局どうするのか(まだ決まってません)について書きたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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