どうも!
最近の個人的なテーマは“トライ&エラー”。
「とにかくやってみる」がモットーのひっきーです(*´▽`)ノノ
1. 時間をかけても、イマイチな訳文しかできない(泣)
翻訳の勉強を始めて2か月くらいの頃。
500ワード程度の英文(原文)を訳すのに、1週間くらいは平気でかかってました。
とにかく単語一つひとつを辞書で調べて、文法書やネット上の記事も検索して…と地道に訳していきます。
ですが、どんなに時間をかけようと出来上がる訳文はイマイチ…(´-ι_-`) 。
一体何をどうしたら良い訳文になるんだろう…と自分なりに分析したことのひとつが、
【今回の調査】
課題で提出した【私の訳文】と【先生の訳文】の文字数比較。
なんと!
【原文(英語):557ワード】に対し、
先生の訳例(日本語):1186字
自分の訳文(日本語):1317字
文字数にして実に【131字】も多かった(°д°) !!
「原文に忠実に、丁寧に」訳さなきゃという思いが、逆にまどろっこしい訳文をつくりだしていました。
2. 読みやすい訳文をつくるための解決策は?
原文は同じなのに、なぜ訳文の文字数がこんなに違うのか?このナゾを解くため、先生の訳と自分の訳を照らし合わせながら比較してみました!
以下、私流ですが、【今すぐ使える簡単テク】と、【長期的に取り組むべきこと】の4つをもって、とりあえずは今回の解決策としたいと思います。
2-1. 【今すぐ使える簡単テク】
①「〜において」「〜によって」「〜の場合」は、「〜で」に置き換えられる!
「in」「at」「by」などを訳すときによく使われるのが「〜において」「〜によって」「〜の場合」という訳(※訳は他にもたくさんありますが、今回は上記の意味で使われる際に使えるテクニックです)。
初めの頃の自分の訳文を見直してみると、ひとつの文章の中に「〜において」「〜によって」「〜の場合」がやたら多かったんです(私だけかもしれませんが…(泣))。
でもコレ、シンプルに「〜で」という言葉に置き換えてもOKのようです。
もちろん、「〜において」「〜によって」「〜の場合」を使うときもたくさんあるので、文章の流れや内容に応じてその都度判断が必要ですが、訳文をスッキリさせたいときには簡単に使えるテクだと思います!
②「if」の訳は「もし」がなくてもOK!
「if」とくれば、「もし〜なら」という訳が真っ先に頭に思い浮かびますが(これも私だけかも…)、もっとシンプルに訳せる場合もたくさんあります。
例文:If you turn to the right at the corner, you will find a bus stop.
「もし〜なら」を使って訳した場合、
訳例1(△):もし、その角を右に曲がるのなら、バス停が見つかるでしょう。
なんだか大げさに聞こえます。
日本語で「もし」を使うときって、「もし明日世界が終わるなら、〜」とか、「もし、あの人に会えたら、〜」みたいに、どちらかというと大胆でドラマティックなシーンで使うことが多いんじゃないかと思います。
なので、「もし」は使わず、さらっと訳してみます。
訳例2:その角を右に曲がれば、バス停が見つかるでしょう。
文字数も減ったし、より自然な感じがしますね♪
この他「〜すれば」以外にも、「〜する場合」「〜ならば」「〜であれば」「〜だとしたら」「〜だと」などの訳し方もあります。
おまけ
その他にも、
●動詞を「〜することができる」ではなく「〜できる」と訳す。
(※絶対ではなく使用する動詞や文脈によって判断する必要があるみたいです)
●「I, you, it, the, his」などの代名詞は、くどくなるので省略できる場合は省略する。
●「〜であると」は、シンプルに「〜だと」で訳せる。
●「〜の中の〜」は、シンプルに「〜の〜」で訳せる。
といった点でも、まだまだ改善の余地がありそうです。
2-2. 【長期的に取り組むべきこと】
③訳文を音読して、読みやすさを極めるべし!
一旦出来上がった訳文は、音読して、もたつく部分を読みやすくしていきます。
私流のポイントとしては、
- 早口で音読すること
- 別の日に音読すること
ゆっくり読んでしまうと、読みにくい場所や、回りくどい表現に気づきにくいように感じます。いつもより早口で読んだ方が、個人的には修正箇所を見つけやすいかなと思います!
また、訳文が出来上がったその日にするのではなく別の日にすることで、頭がスッキリしてより効率が良いです。
④日本語の文章を書き写してライティング力を上げるべし!
日本人なんだから、日本語の文なんてお手のもの。
と、思いたいところですが全然そんなことはありません。翻訳の勉強を始めてみると、つくづく思い知らされます(´๑·_·๑)
そこで、「日本語の文章を書き写す」というこの方法。
実際私もやっていますが結構おすすめです。
翻訳したい専門分野が決まっている方は、その分野の文書を使用するといいと思います。
私の場合は、最終的にはIT分野の翻訳ができたらと思っているので、AppleなどのIT分野の企業のホームページやwordのヘルプファイル(マニュアル翻訳の練習にもなります)、ニュース記事などを書き写しています。
地味ですが、続けていると自分のライティングのくせに気づいたり、今まで自分にはなかった表現方法が身についたり、さらには専門用語も覚えられたりするので、やってみる価値はあると思います!
3. もう一度【文字数比較】してみた(2か月後)!
2か月前、先生の訳文に対して【131文字】も多く、読みにくかった私の訳文。
2か月の間に、上記の解決策を意識して勉強を進めた結果、どのように変わったか最新の課題の訳文で再び調査してみたところ…
【原文(英語):509ワード】に対し、
先生の訳文(日本語):1463字
自分の訳文(日本語):1414字
なんと!
私の訳文の方が【49文字】少なくなってました(笑)!!!
逆に減らしすぎたかも…(;▽;)
まあ、先生の訳文もあくまで一例ですからね。
とりあえずは、ある程度まわりくどい表現をスッキリさせることに成功したようです。
引き続き、訳語選びや訳し方の修行を積んでいきたいと思います!
4. まとめ
以下、今回のおさらいです。
読みやすい訳文づくりのための、私の解決策4つ!
【今すぐ使える2つの簡単テク】
①「〜において」「〜によって」「〜の場合」は、「〜で」に置き換えられる!
②「if」の訳は「もし」がなくてもOK!
【長期的に取り組むべき2つのこと】
①訳文を音読して、読みやすさを極めるべし!
②日本語の文章を書き写してライティング力を上げるべし!
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント・メッセージ等、どうぞお気軽に(^o^)/
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