どうも!ひっきーです( ´ ▽ ` )ノ
今回は、「斉木学園 時事英語翻訳コンテスト」に参加してみた感想をレビューしていきたいと思います!
結論からいうと、
・出題者の方の解説・添削が素晴らしかった
・技術的な面での新たな課題を見つけられた
・コンテストという実践の場を経験して成長できた
・力試しができた
・モチベーションUPにつながった
ということで、個人的には大満足の結果でした!
私が実際に応募したのは、以下の2つ。
①第57回 【初心者向け】英日英語検定
②第239回 英日翻訳コンテスト
(応募した時期は、①は本格的に翻訳の勉強を始めてから約1ヶ月半後で、②が約2ヶ月後)
それでは、レビューSTART!
1. そもそも「斉木学園 時事英語翻訳コンテスト」って?
ニュースや新聞記事などの「時事英語」の翻訳力を競うコンテスト。応募は有料ですが、だれでも気軽にオンラインで応募できて、プロの翻訳者からフィードバックを受けることができるので、翻訳のスキルアップや勉強のモチベーションアップに役立ちます。
私のような翻訳者志望の方はもちろん、他にも英語の検定・資格試験を目指す方や、受験・就職試験を控えた方、英字新聞や雑誌を読みたい方にもおすすめのコンテストです。
どんな種類のコンテストがあるの?
コンテストの種類は以下の4つ。
①英日翻訳コンテスト
②日英翻訳コンテスト
③【初心者向け】英日英語検定
④【初心者向け】日英英語検定
③と④は「検定」という名前がついていますが、内容は①と②と同じく課題文を翻訳して応募するコンテストです。
①②と③④の違いは?
私が実際に①と③に参加してみて感じたのは、まずは単純に課題文の長さが違うのと、内容のレベルがやはり①②の方が高いように感じました。
ですが応募費用は同じで、解説や添削の質、量に差はないと思います。
初心者向けのコンテストで最優秀者になっても履歴書でアピールするには弱いと思うので、履歴書でのPRを狙う場合は、初めから①②に挑戦しても良いんじゃないかと思います。
どれくらいのペースで開催される?
4種類のコンテストは各月1回のペースで開催されています(日程はそれぞれ違います)。公式WEBサイトで年間スケジュールが確認できます。応募の締切日は、課題文が発表されてから大体2週間後くらいです。
応募にお金はかかる?
翻訳文を一つひとつプロの翻訳者の方が読んで評価してくださることもあって、応募費用は多少かかります。
応募費用はこんな感じ。
・通常応募:1,000円(税込)/1回
・添削付き応募:2,000円(税込)/1回 ←私が応募したのはコレ!
・質問付き応募:2,000円(税込)/1回
・添削・質問付き応募:3,000円(税込)/1回
1枚1,000円の応募チケットを購入して応募する形式です。チケットを10枚以上一括購入した場合は1枚無料進呈されるので(2022年3月時点)、何度も応募する予定のある方は、一括購入しておくと少しお得になります。
私は、とりあえず「力試し」に受けてみようという気持ちだったので、必要分だけを購入しました。通常応募でも応募した訳文の5段階評価と解説・講評・模範訳例は見れますが、自分の訳文の改善点や評価をもう少し具体的に知りたいと思ったので、「添削付き応募:2,000円(税込)/1回」にしました。
最優秀者に選ばれれば、Amazonギフト券がもらえる!
各部門の最優秀者には、Amazonギフト券1,000円分がプレゼントされます。
※最優秀者多数の場合は抽選だそうです。
なので、通常応募で最優秀者になれれば、参加費分はペイできますね♪
…果たして、私は参加費をペイできたのでしょうか⁉️
2. 「【初心者向け】第57回 英日英語検定」に応募してみた!【結果あり】
最初に応募したのは、初心者向けの英日翻訳(【初心者向け】第57回 英日英語検定)。
分量的にはかなり少なめで英語の原文は100ワード程。このときは、アメリカのバイデン政権に関する内容でした。
自分なりに何度も見直してから、【個別添削あり】で応募しました。
2週間程で結果がでます。
…果たして⁉️(,,•﹏•,,)ドキドキ
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なんと!入選してます(゚∀゚)
5段階評価で星3つ、合格点には達していないようですが、初回にしてはまずまず。
素直にうれしいです。
詳しく見ていきましょう。
まずは、全体の講評から!
「ほとんどの答案が極端に言うと翻訳ではなく各訳者の小説や散文のように思われる」とのことで少々厳しい指摘からのスタートでしたが、それだけに、「翻訳」の世界のシビアさと奥深さを実感できました。
つづいて、解説をCHECK!
今回の解説でポイントとされたのは、「主従関係」でした。
解説の中に「The Train Theoryの原理を学ぶ」というコーナーがあり、今回は「物主構文における「態の変換と無生物主語の理論」の関係」についてでした。
一般的な英語の文法書に書かれているようなおなじみの説明ではなく、より翻訳に特化した詳しい説明だったので、とても参考になりました。
最後に、楽しみにしていた個別添削の内容を見てみます!
ざっくり抜粋すると、以下のようなコメントをいただきました。
- 「正確に訳出しようとしていることは良く分かる」
- 「主述関係」と「接続関係」の科学的な分析法が不十分」
- 「迷ったであろうということが訳文に現れている」
翻訳する際に迷ったところを、見事言い当てられました。プロの目はやっぱりスゴイです。
しっかり落とし込んで、今後に生かしたいと思います!!
3. 「第239回 英日翻訳コンテスト」に応募してみた!【結果あり】
履歴書でPRするには、初心者向けではビミョーでしょうということで、通常の英日翻訳コンテストにも応募することにしました。
分量的には、見出しも含めて大体150ワード程。
内容は、豪州と英国及び米国間における3ヵ国の新たな軍事同盟関係であるAUKUSに関する記事でした。
今回も、【個別添削あり】で応募しました。
こちらも2週間程で結果がでます。
…果たして⁉️(,,•﹏•,,)ドキドキ
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なんと!!!優秀者に選ばれてる(☆∀☆)
5段階評価では、前回より一つ増えて星4つ。素直にうれしいです。
最優秀者には手が届きませんでしたが、成長していることがわかって一安心です。
こちらも詳しく見ていきましょう。
まずは、全体の講評から!
一部抜き出すと、「主述関係の処理も接続関係の処理も、こんなもんだろうと軽く見くびると訳者の散文になる」ということで、厳しいですが、プロの翻訳者になる上で大事なことを教えていただきました。
つづいて、解説をCHECK!
今回の解説でポイントとされたのは、課題文中に出てきたイレギュラーな場合の「前置詞of」の訳出方法についてでした。
「The Train Theoryの原理を学ぶ」コーナーでは、「語順の変更が生じる場合とその変更理由」についての説明がありました。私もそうですが、おそらく多くの人が間違えて訳出していたのかな、というところの詳しい読み解き方だったので、とても参考になりました。
最後に、個別添削の内容はどうでしょうか?
「第一段落の「接続関係」の処理を間違えたために、読みづらく訳文全体が死んだような冷たい印象…」
・・・(;▽;)ガーン
正直、意味的にあっていればいいのかな、くらいに語順や接続の仕方は軽視していたと思います。ですが、「接続関係は筆者の問題意識や論理の展開に直結する」というご指摘で、ハッとしました。筆者の意図までしっかり考えて訳すのがプロの仕事なんですね。
それから、「訳語の選択にはもう少し意識を向けるように」とのことでした。その分野の専門家が読んでも受け入れられる訳語が求められる、ということです。
この課題文に限らず「翻訳」する上で、大事な点を教えていただけたので、とても勉強になりました。
4. 【結論】応募する価値あり?なし?
今回私が応募したコンテストの添削者はどちらも斉木さんでした。
斉木さんは、現在、翻訳の理論書となる「英文構造式考」(約350p)の執筆に取り組んでおられるとのことで、翻訳のプロ中のプロの方に自分の訳文を見ていただけた、というのは本当に貴重な機会でした。
解説も添削も、まさに自分が迷っていたところや、気になっていた部分ばかりをご指摘いただいたので、とってもタメになりました。
別の方が添削者になることもあるようですが、いずれにしても、翻訳を勉強中の方なら受けてみて損はないんじゃないかなと思います。
なので、私の結論としては、
応募する価値は、
「超あり」!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
迷っている方は、モチベーションUPにもなると思うので、一度応募してみることをおすすめします!
4-1. 応募のメリットは?
・プロの翻訳者の解説が読める
・今の自分の実力がわかる
・入賞すれば履歴書でアピールできる
・他の参加者がいるので、モチベーションが上がりやすい
・最優秀者になれればAmazonギフト券がもらえる
・1回だけでもOKなので気軽に応募できる
・個別添削が受けられる(別途費用あり)
4-2. デメリットは?
・応募にお金がかかる
・時事英語に限られるので、専門分野のスキルアップには直結しない
ということで、今回は以上です!少しでも参考になることがあったら嬉しいです♫
最後までお読みいただきありがとうございました。
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