ド文系から、IT翻訳者デビュー!【独学、資格、CATツール、ポストエディット(PE) etc.】【初心者向け★】

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どうも、駆け出し翻訳者のひっきーです( ´ ▽ ` )ノ

前回・前々回とパートで勤めている社内翻訳の仕事については触れましたが、今回はこれまで書けていなかったIT翻訳の仕事についてです!

タイトルにある通り、文系出身でIT業界の経験も知識もなかったため、仕事獲得にいたるまで不安も多く、正直諦めかけた時期もありました (´∩`。)グスン

それでも無事、IT翻訳者としてデビューを果たして約5ヶ月。めちゃくちゃ稼いでいるわけではないですが、安定的にお仕事もいただけて、自分としてはかなり順調にきています ( -`ω-)✧キラーン

そんなわけで今回は、あの頃の不安や疑問を振り返って、ちょっとばかし経験を積んだ今の私目線で、回答してみたいと思います。

これからIT翻訳を志す人のヒントになったらいいな〜なんて (〃ノдノ)テヘ

~あの頃抱いた7つの疑問~
  • Q1. 文系出身でも、IT翻訳を仕事にできる?
  • Q2. IT分野は新人翻訳者が参入しやすいって本当?
  • Q3.独学での勉強方法は?
  • Q4. IT関連の資格はとったほうがいい?
  • Q5. どれくらい勉強すべき?
  • Q6. 翻訳支援ツール(CATツール)は購入するべき?
  • Q7. ポストエディット(PE)案件も視野に入れるべき?

では、さっそく参りましょう!

Q1. 文系出身でも、IT翻訳を仕事にできる?

A. ズバリ、できる!

文系出身、IT業界での業務経験もなければ、知識もほとんどありませんでしたが、基礎から独学で勉強して、今仕事ができています。

Q2. IT分野は新人翻訳者が参入しやすいって本当?

A. そう思う!翻訳者募集の求人を見てみると、翻訳経験なしでも応募可としているものに「IT分野」は結構多いです。

実際仕事をしてみて、マニュアルなどの英文は文構造的にも単純なものが多く、テクニックがなくても訳せるものが多いです。

最近では、ベテラン翻訳者さんからは敬遠されがちなポストエディット(PE)の需要も増えているようなので、PE案件もOKなら、よりチャンスは広がると思います。

Q3.独学での勉強方法は?

A.IT分野の場合は、目安となる資格があるので、資格の勉強から始めました。まずは、比較的簡単な「ITパスポート」、次に「基本情報技術者試験」の勉強をしました。

  • ITパスポート:ITに関する基礎知識を証明できる国家試験。比較的簡単。
  • 基本情報技術者試験:IT技術者への登竜門的な国家試験。難易度は高め。

翻訳上、計算問題が解ける必要はないので、その辺りは内容の理解に努める程度で軽めに。全体として7割程度の理解を目指しましたが、専門性が高くなるほど正直ちんぷんかんぷんってところも多々あります…。。゚(゚´ㅅ`゚)゚。ピィ-

また、英語での言い方も少しずつですが勉強しました。

\実際に使った参考書についてはこちらの記事で紹介中 (*`・ω・´)ゞビシッ/

Q4. IT関連の資格はとったほうがいい?

A. 私自身は、現段階でIT関連の資格は持っていません。

翻訳の場合、資格の有無に関わらず、実力はトライアルで評価されることが一般的です。
なので、ある程度勉強したら、思い切ってトライアルに応募してみて、何社も落ちるようなら勉強不足と捉えて、再度勉強し直す、そんな感じで進めてました。

とはいえ資格があれば履歴書に説得力も出るし自信にもなるので、このまま続けるのであれば、いずれ資格も欲しいなとは思っています。

Q5. どれくらい勉強すべき?

A. 専門分野の勉強は、はっきりいって終わりはありません。
日々新しい技術が生まれて、発展していくので、当然っちゃ当然。

とはいえ、いつまでも踏み出さないわけにはいきません。

私の場合は、最初の段階(トライアル初挑戦まで)では「ITパスポート」なら、受験すれば「おそらく合格」するだろうと自分で思えるくらい。

「基本情報技術者試験」の方は、午前問題の範囲については一通り勉強しました。実際に試験を受けるとなると、もっとしっかり頭に入れる必要がありますが、概念としては大体網羅といった感じ。ただ、午後問題(アルゴリズムやプログラミング言語)については、一応勉強したものの、計算の難易度もさらに上がって正直お手上げ状態…

トライアルもいくつかは不合格だったので、まだまだ勉強が足りないようです…( ´^`° )グスン

Q6. 翻訳支援ツール(CATツール)は購入するべき?

A. 現段階では、私自身はまだ持っていません。
今受けている仕事でもCATツールは使用していますが、先方から支給される独自ツールを使用しています。

翻訳者の募集条件には、CATツールの有無や使用経験があることも多いので、あるにこしたことはないと思います。購入するとしたら、IT分野で最も普及している「Trados」を考えていますが、非常に高額で10万円近くするので、そう簡単には手が出ないんですよね…。

現状私の場合は、「今はないけれど、契約が決まった際には購入可能」という内容を履歴書に書くようにしています。

Q7. ポストエディット(PE)案件も視野に入れるべき?

翻訳者の中でも意見が分かれる部分だと思いますが、個人的には「チャンスがあるならPEからでもどんどんやってみるべき」と思っています。

私自身、初回の仕事はPEでしたし、今も定期案件としてPEの仕事も受けています。
(PE案件を何回かこなした後、通常の翻訳依頼もきました)
実績がない分、翻訳会社側からしても不安だと思うので、PE案件から様子を見るというケースも多いにあると思います。

新人の私からすると、機械翻訳(AI)の訳から学ぶことも多いです。たまに「えっ」っていうところでポンコツ訳だったりするので、かわいく思えたりもします(笑)

将来的にもPEをやり続けるかどうかはわかりませんが、ベテラン翻訳者さんがあまりやらないとするなら、新人が参入していくチャンスの場と捉えることもできそうです。

Q&Aは以上!

ということで今回は、少し経験を積んだ今の自分なりに、あの頃の疑問7つに回答してみました!
あの頃は、ド文系の私にIT翻訳ができるだろうか、本当にこの道でいいのかとたくさん悩みました。

同じような悩みを抱えている方に、少しでもヒントになったら嬉しいです (∗ˊᵕ`∗)

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